「私を構成する9枚のアルバム」


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 高橋幸宏が、「私を構成する9枚のアルバム」なんてリストを公表していたのを見てオレも真似してみた。

 今のオレを構成する9枚のアルバムは何だろうと考えてみた。こういうのはあまり考え過ぎても面白くないので、直感で浮かんできたものをあげようっと。
 子供の時からいろんな音楽を聴いてきたけども、これが確実にオレを創り上げたと言えるものを9枚選んでみた。

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■King Crimson / In the Court of Crimson King。
 やはりいの一番に出てくるのがこれだな。この衝撃を越えるものはもう二度と経験できないと思う。これを聞く以前とこれ以降では人生がすっかり変わってしまった。おまけにRobert Fripp先生が神秘主義に傾倒していると言うことも聞いて、そういう本を良く読む事になってしまったのも全てこのアルバムのせいだ。

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■阿部敏郎 / あせるぜ
 その次にあげるのが、いきなりアルバムじゃなくてシングルレコード。この時点でもうこのリストが破綻している。まだロックの洗礼を浴びる前、オレが10歳の頃、北海道の人気ラジオ番組「ベストテン北海道」の10位以内にランキングするぐらいのスマッシュヒットになった曲。お笑い、自虐的ロック。今聞くと実にロックサウンドしている。どういう影響か解らないが、確実にオレのDNAに組み込まれている。音楽で自分を表現する面白さを教えてもらった。いまでもこのシングルは大事に保管しているのだ。
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■Earth wind & Fire / All 'n all
 黒人3人組のコーラスグループ(笑)のEarth wind & Fireもオレの体に組み込まれているなぁ。これまで自分にはそんなものは流れていないと思っていたのだが、つい先日自分の中にはソウル・ミュージックの影響が強く流れていると言う事に気がついた。長年ロックミュージックを聴いていたのだが、知らず知らずのうちにそのロックの源泉ソウル・ミュージックの感覚も取り込んでいたのだ。となるとやはり10歳かそこらに出会ったE,W&Fの影響は大きかったなぁ。

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■King Crimson / Red
 Crimsonがもう一枚入る。1stとは全く別物のバンドに変貌してしまったKing Crimson。このアルバムで展開された、難解さ、ダークさはその後パンク、ヘビメタ、ジャズ、あらゆるヘビーで、ダークなジャンルの音楽を聴くトレーニングになったと思う。多分このアルバムは2000回以上聞いていると思う。オレを絞ると赤い血が出る。Redはそんなアルバム。
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■Joy DIvision / Closer
 暗ーい、暗ーい、とっても暗ーいロックバンド。馬鹿で陽気で空っぽのアメリカンサウンドなんかすっかり嫌いになってしまった一つの要因は、このJoy Divisionのせいにしよう。そうしよう。暗ーいサウンドが大好きなオレ。

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■The Jam / Dig the new bleed
 今は全く聞く事のなくなったThe Jamだけども、中高生〜大学生にかけてはほんと、良く聞いていた。サウンドが身に染みついたね。多くのパンクバンドがThe Whoの荒々しい攻撃的な部分だけを真似してパンクサウンドを作っていったと思うのだが、The Jamは、The Whoに流れているソウル、R&Bの部分を引き継いでこの様なサウンドを創り上げていったのではないかな。そう、彼らの曲には初期から、そういう黒人音楽のテイストがとっても濃い。オレを構成しているソウル・ミュージックの影響は、彼らからも経由して入ってきていると思う。

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■早川義夫/かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
 日本のロックの本当の創始者はジャックスだと思う。はっぴいえんどじゃない。まだ日本にロック・バンドと云われるバンドが無い1967年に既に彼らは日本語で歌うロックバンドだった。早川義夫はそのジャックス解散後にこのソロアルバムを出した。シンプルなピアノの語り弾きがほとんどなのに、パンク、ニューウェーブの先駆けといわれるこのアルバム。早川義夫の歌うその孤高の詩の表現と重さは、どんなパンクバンドも太刀打ちできない先鋭さが満ち満ちていた。アルバムジャケットの女の子の指が、日本式ファックサインしているのに注目。

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真ん中にいるのがJohn Foxx

■Ultravox! / The systems of romance
 なんていえばいいのか、パンクムーブメントから出てきたのに、出てきた当初からパンクを超越していた孤高のバンドUltravox! こんなのを聞いてしまったので、普通のパンクバンドには夢中にならなかった要因だと思う。ロック・ミュージックに大胆にイレクトロニクスを取り入れて、作られたアンドロイドのような音。どうしてもオレは本流からちょっと離れた、先鋭的な感性に惹かれてしまう。裏ジャケットのJohn Foxxをまねて、こんな腕組みをするようになったのもこのアルバムジャケットのせい。

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■チャットモンチー/Chatmonchy has come
 もうすっかり新しいものなんか興味が無くなってしまった時に、忽然と現われてオレを夢中にさせたバンドがチャットモンチー。老いらくの恋です。
 彼女達の登場がなければ、今ごろ新しいCDなんか一枚も買っていなかったかも知れない。音楽を聴く楽しみを、改めて思い出す切っ掛けになったのがチャットモンチー。

■Lola Versus Powerman And The Moneygoround, Pt. 1 / The Kinks
 9枚と言っているのに、10枚目を選んでしまうオレ。やはりThe Kinksの影響は書かねば。彼らの過激な音は大好きだったけれど、もし歌詞をちゃんと読んでみなかったらここまで好きになっていなかったろうな。このアルバムに入っているApemanの歌詞を読んでみて驚愕した高校時代を思い出す。
 もともとApemanは中南米ぽい軽やかなラテンぽい音で(オレはそういう音楽には興味がないのだ)、全く好きじゃない曲だったんだけど、ある日魔が差して歌詞を読んでみた。そうすると、この能天気なサウンドで歌われていたのは、「核戦争、殺伐とした社会、そんなものはまっぴらごめんだ。類人猿になってジャングルに帰りたい」、といった内容が歌われていたのだ。音とその歌詞のあまりにも不釣り合いに頭がくらくらしたよ。

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by kararachan | 2017-06-17 12:38 | 音楽 | Trackback | Comments(1)
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Commented by ジョー at 2017-06-18 14:50 x
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