今日はHappy Sundayだが、明日はBlue Monday

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 New Orderの音は、Blue Mondayで知った。たぶんクロスオーバーイレブンを聞いていたら流れてきたんだと思う。印象的なバスドラムの連打で始まるこの曲を聴いた時にまず思ったのは、これだけ早い連打はいくらCozy Powellでも無理だろう、だった。そりゃあ機械には勝てないよ。1983年の初夏の頃だったと思う。その頃はもうテクノポップムーブメントは過ぎ去り、シンセサイザー、シーケンサーによる演奏はもうなんら特別なものでなくなってしまった時だった。その頃に流行るポップスなんか、ちょっと前ならテクノポップと呼ばれてもおかしくない音が普通になっていたよ。


 Blue Mondayの国内盤がそれから程なく発売になった。それがオレは初めて購入した12インチシングルだった。ジャケットはシンプルな、何だか良くわからない幾何学的なデザイン。大学生になって、コンピュータ概論の授業に必要だったので、5インチのフロッピーを購入した時になってやっと気がついた、あ、Blue Mondayのジャケットはこれだったのかって。

 この曲の歌詞の意味は良くわからず、曲名の意味もわからず、ただノリの良いカッコいい曲として当時は良く聞いていたよ。スピーカーのコーンが前後に動くのが見えるくらいの大音量で。


 だけど、その後同級生のSからJoy Divisionの2ndアルバムを借りた時に、New Orderと言うバンドがどういうバンドなのか、そしてBlue Mondayとはどういう事なのかを知り、がく然とした16歳の冬。

 1980年5月18日がそのBlue Mondayだった。Joy Divisionがまさにアメリカツアーに出かけるその日、ボーカルのIan Curtisは自殺してしまったのだ。そんな暗い暗い出来事をこんなノリノリのダンス音楽にして歌ってしまうイングランド人の屈折具合っていったい。


 明日は休み明けの出勤日。やる気の起きない月曜日、Blue Monday。Ian Curtisもまさか自分の死を、こんな賑やかな楽曲のヒット曲にされるとは想像すらしていなかったろう。



 そういやHappy Mondaysってバンドがあったけど(オレには奴らの音は全く趣味じゃないが)、このBlue Mondayをもじってこんなバンド名にしたんだってね。やつらもマンチェスターだな。


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by kararachan | 2017-08-06 00:53 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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