AXIA~かなしいことり~

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 チャットモンチーがこないだ出したシングル曲は、7インチのアナログ盤でも発売していた。そしてソニーが30年ぶりにアナログレコードの生産をするという。なんだか時代が1980年代に戻ってきてしまったような気がする。1980年代といえばオレの青春時代じゃないか。アナログレコードはジャケットが存在感があって、そしてアートだった。Joy Divisionのアルバムなんか曲を聴きながらぼーっとジャケットを眺めていたりしていたなぁ。
 そんなんで、今アナログ時代が到来! これはオレも時代の流れに乗らなきゃと思うのだが、、、、。なんとオレは5年ほど前に殆ど全てのアナログレコードを二束三文で売っ払ってしまった。ああ、後悔先に立たず。しかもつい先月使える中級のターンテーブルを手に入れてしまったというのに。

 中高生の頃のオレは、レコードは全てカセットテープに録音して、そのカセットテープの方で聞いていた。レコードをかけるのが面倒くさいんではなくて、ただ単にレコードを何度も再生すると溝がすり減って音質が悪くなるのを極端に嫌がっていたのだ。モノによっては買って1度しか再生しなかったアルバムだって決して少なくない。しかもカセットに録音する歳には、最高の音で録音したいものだから音はスピーカーには出さず、ヘッドホンでモニターしていたのだ。スピーカーからの振動がターンテーブルに伝わると、それはそれで音飛びなど音質に影響を及ぼす。そこまで神経質になって、録音していた。今思えば馬鹿馬鹿しいけどね。細かい事を気にしないで、やはり良い音で聞けば良かったのに。
 まあ、そんな風にレコードを扱っていたので、売却の歳に店員さんには、「まるで新品みたいですね」とえらく感心された。そりゃあ、そうだ。だからといって、査定額はアップしてくれなかったが。

 そこまで細心の注意を払って録音するのだから、カセットテープだってTDKのDとかソニーのCHFなんか使う訳が無い。最低でもTDKのSA。一番気に入って良く使っていたのがやはりTDKのSA-Xだった。でも、オレのアーティストランキングの最上位のバンドはメタルテープで録音していた。
 カセットテープの処分時に、さすがこのテープだけは一生取っておこうと思ったのは究極のカセットテープMA-R。冒頭の写真に写っているカセットテープがそれ。このテープはフレームはダイカストで出来ている。それをポリカーボネートかなんかのプラスチックでサンドしている。メタルテープだけに鉄で作ってしまったという、持てばズシリと重い、これ以上はないという至高のカセットテープ。
 こんな究極のテープに何を録音したかというと、究極のロックバンドKing CrimsonのREDですよ、もちろん。さすが斉藤由貴さんには使えません。彼女はAXIAのPS2です。実はもう一本MA-Rを保存しているのだが、それもKing Crimsonの宮殿。これらのアルバムは墓場にまで持って行くどころか、もし来世があるのなら両足の裏にこのジャケットの痣付けて生まれ変わりたいくらいだ。

Starless / King Crimson

 このMA-R、もちろんそんなテープだから46分で定価で1800円もする。レコード代とそんなに変わらないくらいの高価だな。少ないお小遣いを、もったいない使い方をしていたと思う。今じゃカセットデッキも持っていないというのに、このカセットテープだけはこうして手元に残している。
 インデックスはFujiのAXIAのカセットを買ったら貰えた斉藤由貴さんものに差し替えてあるのは、オレの青春。

 さすがカセットテープは復活させようという気はないけども、アナログレコードで音楽を聴きたい。実はフォノ入力のあるアンプを持っていないのだ。やはり5年ほど前に売っ払ってしまった。あああ。

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by kararachan | 2017-09-08 18:01 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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