つくづく、歳を取ると緩むなぁと実感‥‥… 失敬な、緩んだのは膀胱ではない、涙腺だよ。「僕のワンダフルライフ」

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 先週の日曜日に映画「僕のワンダフルライフ」を見に行った。おおまかなストーリーを読んだだけで、トレーラーを見ただけでうるうるしていた映画だったが、女房を誘って見に行ってしまった。
 北見のイオンシネマは客の年齢層が低いんだろうか、残念なことに字幕版の放映はされておらず、仕方がないので吹き替え版で見た。

 さてさて映画が始まってみると、やはりどうしても吹き替え調の日本語が気になって仕方がない。声優さんは一生懸命に仕事をしているのだけれど、家のテレビで観るのと違い音質が良過ぎてスクリーンから言葉が浮いて聞こえるのだ。この違和感だけは最後までついて回った。

 吹き替えの不自然さに冒頭から違和感を感じ続けていたのだけれども、そんな事お構いなしに、涙腺は緩みっぱなしだった。
 少年イーサンと大の仲良しのゴールデンリトリバーのベイリーは、何度も生まれ変わり、いろんな犬になり、いろんな犬生をおくる。そしてセントバーナードのミックス犬として生まれ変わったベイリーは、すっかりおっさんになってしまったイーサンとやっと再会する。孤独な中年親父になっていたイーサンは、ベイリーのおかげで昔の彼女と再会。高校時代の怪我が原因で失ったと思っていた青春をとりもどす。そしてその犬が、かって子供の時に愛してやまなかったベイリーが、生まれ変わって再び自分の元にやってきたと云う事に気がつく。
 もう、老衰やら、事故やらで犬との別れのシーンの度にもう泣けて泣けて仕方がなかった。というか、映画を見る前から、何だか涙腺が震えていつでも、涙放出準備O.Kという状態だったよ。いやはや全く。中年夫婦がボロボロ涙を流して映画を見ていた訳だ。

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コーギーにも生まれ変わりました。

 今現在わが家には1匹ラブラドール犬がいるんだけども、その前に飼っていたやはりラブラドール犬は、オレが始めて飼った犬だった。先代犬・カララは子犬から育ててきただけにとくに思い入れが強い。今でも、またカララに会いたいなと思って切ない気持ちになる。生まれ変わって、またオレの所にやってきてくれないかなんて真剣に思ってしまう。初めて飼った犬と云う事もあり、慣れないためにずいぶんカララには酷い事をしてしまった。カララは生まれ変わっても、オレの所にはもうやっては来ないかな。もっとかわいがってあげたら良かったと、今でも後悔している。だから、今わが家にいるカーシャには、後悔しないように十分すぎる愛情を注ごうと思っているのだ。

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ジャーマン・シェパードに生まれ変わって、優秀な警察犬として大活躍
勤務中に犯人に銃で撃たれて殉死。

 犬、人間問わず、生まれ変わりなんてあるのか? 本当にそういう事が有るのかどうかは判らないが、何頭も犬を飼ってきた人の中には、以前飼っていた犬が再び生まれ変わってやってきたんじゃないか? と思う事が有るそうだ。ひょっとすると、今わが家にいるカーシャも、前世なんてものが有るんなら、その時一緒にいた犬だったのかも? なんて想像してみたりする。一人暮らしをしてから犬を飼い始めたのだが、それまでの犬のいない生活がなんだか不自然に思える。それまでの人生に足りなかったものとは犬だったのだ。

 「僕のワンダフルライフ」の原題はDog's purpose、犬の生きる目的、意味って云う風にでもとらえればいいのかな。邦題がちょっと何だかなぁと思うのだが、オレが高校の時にローマンホリデイと云うバンドがデビューして、その1stシングルが「Don't try to stop it」。だけども日本語タイトルが「おいらは張り切りボーイ」だってさ。それに比べたら遥かにましだ。
 さて、この犬の目的ってなんだろう? と、映画を見終わってから思いを巡らしてみた。劇中で、犬のベイリーが犬の生きる意味について語っていた気がするが、なんせ涙涙涙だったもんで、すっかり忘れてしまったよ。

 オレが思うに、日々その日その日を最大限楽しむ、それが犬の目的なんじゃないかな。過ぎ去ってしまった昨日の事なんか考えていてもしょうがない。まだ来ぬ未来の事をあれこれ考えてもしょうがない。今、今、今その時その時の一瞬をひたすら楽しむ事。それに尽きるんじゃないか。そうと云うのも、わが家の愛犬・カーシャを日々見ていると、そうとしか思えないのだ。これって、人間も同じだよな。その日その一瞬を大事に、人生を楽しむ事。人生を楽しまないなんて、損しちゃうよ、と。

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最後はミックスの大型犬です。
イーサンの愛のキューピッド役までやりますデス。

 洋画というのは字幕で見るものだと思っている旧世代のオレなのだが、今回初めて映画館で吹き替え版の映画を見た。スターウォーズで「ルーク、オレはお前の父親だ」なんて、ダースベーダーが喋ったら吹き出してしまいそうになるのだが、今の若い子達はそれが普通なんだろうな。どうも字幕を読み取れない、そんな人が増えていると云う話を聞いた。日本語能力が十分じゃないのに、小学生から英語教育。何かおかしいと思いませんか?

 それはともかく、「僕のワンダフルライフ」この映画の監督は、オレにとって一番大事な映画「My life as a dog」を撮った監督。淡々と物語が進むのは彼の手法なのだろうか? 気がつけば物語に引き込まれている自分がいる。何度も生まれ変わり、再び大好きな飼い主と再会すると云う筋を縦の線とするなら、少年イーサンの人生が横の線だろう。希望に満ちていた少年イーサンがとある事故で挫折し、彼女ともお別れしてしまう。そのまま偏屈な孤独な中年親父になったイーサンが、生まれ変わったベイリーの働きで、再びその彼女と再会して結ばれると云う、ちょっとほろ苦いストーリーが横の線。縦横の線が合わさって、より映画の味わいを深くしているのは監督の技量なんだろうと思う。
 今度は字幕版でこの映画を見直してみたいな。

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by kararachan | 2017-10-21 23:03 | 映画 | Trackback | Comments(0)
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